取り残された専有部分              マンション給排水管等改修工事の問題点

 

 マンションが住宅の一形態として普及して約50年が経過してきました。

 共用部分の管理については、『区分所有法』・『マンション標準管理規約』・『マンション管理適正化指針』等で、管理組合の責任において着実に行われつつあります。

 しかしながら、専有部分については、区分所有者各自が行うこととして、これまであまり省みられませんでした。近年の専有部分に使用されている樹脂系の配管材の場合は、あまり問題になりませんが、従前よく使用されていた金属製の配管の場合は、経年劣化による腐食から漏水事故が発生しやすくなります。

 区分所有者の皆様の安心な生活を守るためには、専有部分も計画的な点検・改修が望まれるところですが、個人の対応に任されることが多く、老朽化により大きな不安を抱えたままのマンションが増加し続けているのが現状です。

 本書は、この『取り残された専有部分」に焦点をあて、

 

・取り残された設備配管からの老朽化による事故例

・不明確な共用部分と専有部分の設備配管の範囲の問題点

・なぜ専有部分の配管が取り残されたのか

・専有部分の改修工事に管理組合で取り組む際の注意点

・実際の工事現場の模様

 

などをまとめたものです。特に管理規約の改正案は、皆様のマンションでもぜひ参考にしていただきたいと考えております。(本誌巻頭・巻末より抜粋)

 

 

編 著:NPO法人リニューアル技術開発協会

版 型:B5版・カラー

頁 数:90頁

発行日:2020年1月

ISBN:978-4-903476-67-4

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